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子供は親の背中を見て育つ

子供は親の背中を見て育つ。親が家で一生懸命に勉強している姿を見せることは、とても重要なことだ。優秀な学者の子が熱心に勉強するようになることが多いのは、親が家で勉強している姿を子供が見ているからだと思う。サラリーマンの人でも、いまは勉強しなければ生き延びられない時代だから、家で勉強をしたり、本を読んだりする姿を何度も子供に見せておこう。母親も同様だ。専業主婦で特に勉強する必要がない人でも、熱心に本を読む姿を見せることくらいはできるはずだ。また、子供が友だち同士の場合、お母さん同士も友だちになることが多いから、お互いに大学受験生を持つお母さんたちが仲間で勉強し合い、その姿を見せるのも効果的だ。要するに、「大人も子供も、みんな勉強するのが普通なんだよ」という環境をつくっていけば、子供は影響を受けて「勉強するのが当たり前なんだ」という感覚を自然に持つようになる。

悩みないしは不満が生じる点

個別指導塾に通っていても、まだ悩みないしは不満が生じる点がある。よく聞くのは、講師がよく変わる、九十分授業なのに、講師が隣にいるのは三十分程度、具体的な学習カリキュラムを提示しない、どんな授業が行われているのか、子どもが理解しているのかわからない、学生講師だらけ、講師以外の責任者が不在がちなど。これでは学校や集団塾で満たされない部分を、個別指導塾に来てもそのまま引きずっていることになる。「せっかく高いお金を払って通わせているのに意味がない、塾に通ってもいっこうに成績が上がらない」といって親が怒るのも無理はない。第一、生徒自身の学習意欲もわかないだろう。おもしろくないから、イヤイヤ通うようになる。

偏差値の誤解したとらえ方

「うちの子の国語の偏差値は六〇だ」「半年で国語の偏差値が一〇も上がった」「A中学合格には偏差値が五だけたりない」なども偏差値を誤解したとらえ方です。こうした誤解をまねく原因が「偏差値推移グラフ」ではないでしょうか。しかし、これが予備校のクラス昇降を決める復習テストなら出題範囲は毎回異なります(二月は「説明文の読解」、三月は「物語文の読解」、四月は「詩の読解」……など)。出題範囲や設問の種類が異なるテストの偏差値を比べても意味がないのです。またこれが公開摸擬テストなら不特定多数の子が受験するでしょう。受験するメンバーが異なるテストの偏差値を比較してもしかたがありません。結局、「異なるテストの偏差値を折線グラフで表示する」という発想が根本的な誤りです。

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